小栗旬家族連れて帰国
ハリウッドデビュー作、「ゴジラVSコング」の公開が来年5月21日に決まった。当初は今年3月公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため同11月に延期され、今回で2度目の延期となる。
「華々しくハリウッドデビュー作となるはずだった出演映画『ゴジラvsコング』の公開が3月から11月に延期されたが、今後の状況によっては公開されずにネット配信になるかもしれない。今後のハリウッド進出に備え、妻の山田優らと家族でロスに移住した小栗だが、外出すらままならない日々を送っているはず」(映画業界関係者)
日本国内に比べ、市場規模の大きい米映画界の方がコロナにより甚大な被害を受けてしまったことは想像に難くないが、小栗の将来にも暗雲が漂ってしまったというのだ。
「03年のハリウッド映画『ラストサムライ』での好演が評価された渡辺謙はその後、ハリウッドでバンバン稼げるはずだった。ところが、08年のリーマン・ショックで映画界は大打撃を受けた。国内の役者に優先で仕事を回す傾向になってしまい、渡辺には思ったほどオファーがこなかった」
「そのため渡辺は演劇での海外進出を目指した結果、演劇界の最高峰・トニー賞にノミネートされ一躍評価を上げた。コロナではリーマン以上に経済的損失が拡大しているだけに、今後はリーマン後のような状況になりそうで、なかなか小栗にオファーがこないはず。小栗も今のうちに、ハリウッド以外の道を考えておいた方が良さそうだ」(芸能記者)
カリフォルニア州は新型コロナウイルスの感染者数が全米で最多であり、4月に第3子が誕生したばかりの小栗は帰国を決断。さらに彼のハリウッドデビュー作「ゴジラVSコング」の公開は事実上の“無期限延期”状態だという。
児童劇団から俳優のキャリアをスタートした小栗。そんな彼にとって、ハリウッドデビューは悲願だった。
「小栗さんがハリウッドデビューを目指したのは、『海外で一流のアクションを学びたい!』という思いが強くあったためです。また所属事務所の役員でもあるため、後輩たちが同じ道を進めるように自ら率先してハリウッドで実績作りに励みたいとも考えているそうです。14年に公開された小栗さんの主演映画『ルパン三世』をてがけた北村龍平監督は、ハリウッドに強いパイプを持っています。小栗さんは、北村監督にも何度か相談を持ち掛けていたそうです」(仕事関係者)